☆バタン諸島(バタン島)
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フィリピンバタン諸島バタン島(右上イラヤ山) |
■俗名:
一般名
sili
主にキダチトウガラシを示す名称
sili nu ipes (ipes: cockroach)
sili nu iloko (nu iloko: of Ilokano)
sili nu hapon (hapon: Japan)
sili nay saranga (from saranga area)
lutug (: upside down)
トウガラシを示す名称
batunes (: button)
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■特別な利用例:お酢に漬ける、葉を野菜としてよく利用する |
☆バタン島の調査
バタン島のBasco、Mahatao、San Vicente、Ivana、Uyugan、Itbud、Imnajbuでキダチトウガラシの調査をしてきました。臨場感を出すために、調査した村の順に書いていきたいと思います。バタン島では
Romeo A. Binalon さんが調査を手伝ってくださり、またお宅に何泊もお世話になりました。本当に本当にありがとうございました。Dios
Mamajes!
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■Romeoさん家族(左がRomeoさん)
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■ご子息たち |
・Imnajbu
8時過ぎにバスコからバイクに乗ってとりあえず一番遠い村であるImnajbuへ向かいました。50分以上かかったでしょうか。早速その辺にいたおばちゃんにインタビューしました。おばちゃんの庭でキダチトウガラシを採集した後、村の一番奥の道がなくなるところへいき、景色を堪能しました。その道の途中にもキダチトウガラシが自生していました。村の中へ戻り、家の庭におばちゃんがいたのでインタビュー。もう一人ぐらい、と村で人を探していると小学校の裏手の庭におばちゃんがいたのでインタビューしました。
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■Imnajbuの風景
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■Imnajbuのインタビュー1
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■ホームガーデンのキダチ
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■左のアップ
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■Imnajbuを遠望
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■左と同地点から見た逆風景
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■キダチトウガラシ自生1
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■左の果実
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■キダチトウガラシ自生2
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■Imnajbuのインタビュー2
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■Imnajbuのインタビュー3 |
■途中の移動風景 |
・Itbud
続いてItbudの村をめざします。佐々木高明さんを隊長とする立命館大学探検部が1971年に調査をした村。少し親近感がありわくわくします。村へ入ると、Romiさんが知り合いを見つけました。前に仕事の上司だった人のようです。その方にインタビューをしたところ、なんと立命館大学の調査を覚えていました。その方の父親が当時バランガイキャプテン(村長)をしており、なにかと案内をしたらしいです。なんとなくお互いに知り合いのような気がしてきてうれしい。迷惑ついでに畑にキダチトウガラシはないかと尋ねると、ある、といい、連れてってくれることになりました。60歳の定年を迎えた人の案内、バイクに乗る姿がなんともかわいらしかったです。自分の土地である牧草地へ連れて行ってくれました。そこにキダチトウガラシの自生がありました。その後まわりの他人の土地へ入っていき、キダチトウガラシを探してくれました。そして、その方の家へ帰りました。すると今度はスイカ攻撃。君たちは3切れずつ、とノルマをかします。ものすごく喉が渇いていたので初めはうれしかったですが、3切れともなるとおなかがいっぱいになりました。2切れでRomiさんがやめようとすると、食べなさい、といわれしぶしぶ食べていました。この方はサブタン島で6年間先生をしていたこともあるらしいです。ひとしきり終わった後、お別れをし、村の中を散策しました。するとおじさんがいたのでインタビュー。ついでにめずらしい大型のキダチトウガラシを観察しました。次に町中をぶらぶらしているとお酒を飲んでいるグループがいたのでインタビューしました。
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■Itbudの風景
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■Itbudインタビュー1
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■右上のおじさんがバイクで颯爽と
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■風景(草地)
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■上:自生キダチ1(Romiより高い)
下:果実
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■上:自生キダチ2(Itbud)
下:果実
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■畑
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■左の畑にあったキダチトウガラシ
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■他の畑のキダチトウガラシ
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■左の果実(黄緑型)
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■景色
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■スイカで喉の渇きを潤す
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■鉢植えのキダチ(Itbud)
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■左の果実(大型)
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■Itbudインタビュー2 |
■Itbudインタビュー3 |
・Uyugan
Itbud村をあとにし、次の目的地Uyuganを目指しました。その途中、Song-Songという小さな村で高齢のおばあちゃんにインタビューしました。おばあちゃんによるともう少し山へ入っていくと、あちこちにキダチトウガラシがある、ということで向かってみました。キダチトウガラシをいくつか観察していると、急に空が真っ暗になり、スコールの予感。あわてて先ほどのおばあちゃんの家へ帰ります。かなりの大雨。風も強い。20分ほど降り続いた後、からっと晴れました。そこでUyuganを目指しました。Uyuganでは海岸沿いの日よけ小さな小屋で寝転んでいたおじさんにまずインタビュー。その後、84歳のおばあちゃんが自家製の巻きタバコをくわえてやってきたので、インタビューしました。その後、さきほどインタビューをしたおじさんの家へ行き、庭にあったキダチトウガラシを観察。おなかがすいてきたので、商店へはいり、カップラーメンとパンとコーラを頼みました。昼食後、そこの店主のおばさんにインタビューしました。
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■Song Song の風景
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■Song Song インタビュー1
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■右上の女性の家
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■畑のキダチ1(真ん中右と左)
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■畑のキダチ2(Song Song)
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■左の果実
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■Song Song からUyuganへの風景
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■Uyuganの風景
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■Uyuganインタビュー1
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■左のおじさんのキダチ
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■Uyuganインタビュー2 |
■Uyuganインタビュー3 |
・Ivana、San Vicente
キダチトウガラシを観察する目的で、次の目的地Ivanaへ向かう前に村の近くで、山道に入りキダチトウガラシの自生を探しました。すると集団がおり(家を建てていた)、集団にキダチトウガラシのことを尋ねてみると、子供が案内してくれることになりました。子供を一人バイクにのせ、もう一人は自転車で追いかけてきました。牧草地の周りにいくつもキダチトウガラシが自生しています。果実のなっている個体を探し写真。そうすると、急にまた空があやしくなってきました。急遽その辺の小屋で雨宿りし、雨がやんだ後その集団のところへ戻りました。そこで一人の女性にインタビューし、その途中でキダチトウガラシの自生を観察し、Ivanaへ向かいました。UyuganからIvanaの区域へ入ってすぐに家があり、そこでおばあちゃんにインタビューしました。庭に生えていたキダチトウガラシを観察させてもらい、次にIvanaの街中を目指しました。その途中、何度か畑を見つけるとバイクをとめ、勝手に畑に入り、キダチトウガラシを観察しました。Ivanaの町に入る寸前のところで、Romiさんの知り合いがいたので、そのおじさんにインタビューしました。Ivanaで小学校の先生をしている方でした。インタビュー後、その人の畑へ行き、キダチトウガラシを観察しました。Ivanaの街中へいくと、まず先ほどインタビューした先生の家へ向かいました。なにやら日本語を解読して欲しいらしい。家につくと、そこには大きな臼のような石が置いてあります。何かと聞くと、第二次世界大戦時、日本軍が道をならすために使用したローラーらしい。確かに何か日本語が書いてあります。ペンでなぞってみると順代八号(読めない文字も二つあった)とあります。なるほど、作った人が奥さんか恋人の名前をつけたのでしょうか、八号機、ということでしょう。その後、街中でRomiさんの知り合いのおじいさんにインタビューしました。そこのお姉さんに、あんたか、siliを研究しているのは、Bascoで誰かから聞いたわ、といわれました。うわさになっているようです・・・。Ivanaの街中でもう少し人を探していると、歩いているおじさんがいたので話を聞きました。その後、MunicipalではIvanaに属すSan
Vicenteへ向かいました。サブタン島への船の波止場がある小さな村です。そこで歩いていたおじさんにインタビュー。少しバイクを走らせて、畑があったのでまたキダチトウガラシを散策していると、おばさんがいたのでインタビュー。キダチトウガラシもありました。
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■子供の案内で歩く
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■木の根元にいくつもキダチ自生
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■右上の写真の果実
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■Ivana途中インタビュー1
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■バナナの畑のキダチの自生(?)
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■左の写真の花
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■Ivana途中インタビュー2
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■おばちゃんの庭のキダチ
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■右上の写真の果実
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■Ivanaまでの途中の景色
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■勝手に畑見学→
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■雑草化しているところも
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■するとキダチが畑の端に→
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■こんな果実
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■Ivanaインタビュー1
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■おじさんの畑のキダチ1
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■おじさんの畑のキダチ2
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■おじさんの家にあったローラー
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■Ivanaインタビュー2
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■Ivanaインタビュー3
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■San Vicente の風景
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■San Vicente インタビュー1
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■San Vicente インタビュー2 |
■左の女性の畑にあったキダチ |
・Mahatao
ついに最終目的地であるMahataoを目指します。だいぶん日が傾いてきました。早速子供と道にいたおじさんにキダチトウガラシのインタビュー。少し坂を登り、夫婦にインタビュー。その後Romiさんの知り合いのおじいさんにインタビューをし、そのおじいさんから教えてもらったアワをもっていそうな家を訪ねてみましたが留守でした。バイクのガソリンのメーターが0付近だったので、先にガソリンを買いにいきました。しかし、タンクを開けてみるとたっぷりとガソリンが!。メーターが壊れていたようです。そのアワを持っている人の家へ戻る途中、その人に出会い、家でインタビューしました。残念ながらアワは持っていませんでした。非常に薄暗い。これで今日の調査は終わり。
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■IvanaとMahataoの間の景色1
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■IvanaとMahataoの間の景色2
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■Mahataoの景色1
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■Mahataoの景色2
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■Mahataoインタビュー1
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■Mahataoインタビュー2&3
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■Mahataoインタビュー4 |
■左の家の自家製キダチ酢漬け |
・Basco(Diura、San Juaquin)
今日は昨日キダチトウガラシを暗くて観察できなかったMahataoに向かいました。Mahataoの町からすこし畑への道に入りキダチトウガラシを探すことにしました。山道への入り口でおばちゃんに出会いました。インタビューをしようかと思いましたが、バタン諸島の人ではなくルソンから来た人だったのでやめました。しかし、キダチトウガラシはこの道沿いにたくさんあるとの情報を得ました。ここにあるよ、といって連れて行ってくれたが、まだ果実がなっていない若い個体でした。少しバイクを進めるとすぐにキダチトウガラシの自生が見つかりました。またバイクを進めて、uvi(ヤムイモ)の畑があったので止めてもらい写真を撮っていると、あっちの畑にキダチトウガラシがありそうだ、ということになり、探しに行きました。案の定、畑にはキダチトウガラシが自生していました(畑に自生しているって表現は変なのですが・・・)。その畑にはトウガラシ(C.
annuum)が栽培されていましたが、キダチトウガラシは自生のようでした。そうしていると、ごろごろ、ごろごろ、と怪しげな音がします。空も暗くなってきたので、雨になると判断し、先をいそいでMahataoの東に位置する漁村Diura村に向かいました。
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■BascoからMahataoへ向かう景色
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■Mahataoから山に入った道
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■キダチ自生1(ヤシ類の根元)
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■キダチ2(道路の斜面に点々と)
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■キダチ3(道路の斜面に点々と)
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■キダチ4(果実つきのもの)
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■ヤムイモ畑の風景
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■畑の中のキダチ1(真ん中)
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■畑の中のキダチ2 |
■畑の中のキダチ3 |
Diura村で一軒のお宅でインタビューしました。よくしゃべるおばちゃんでした。インタビューの途中、やはり雨が降り出し、だんなさんがあわてて干してあるarayu(シイラ)を家のなかに取り込んでいました。一通り話しが終わると、おばちゃんがおもむろにpalek(native
wine、サトウキビの発酵酒)を容易してくれました。だんなさんがpalekの製造者でした。この村では一軒だけが醸造しており、酒の製造にはMayorの許可がいるらしい(お金もいるらしい)。お酒の造り方も聞きました。まだ発酵して時間がたっておらず、お酒としては若く、甘くて非常においしかったので、1.5Lを50ペソで買いました。サブタンやイトバヤットの2倍以上の値段でした(騙されたわけではないと思うのですが・・・)。さすがバスコ。おばちゃんは本当に機関銃のようにしゃべる人で、Romiさんが対応していました。やっとおばちゃんが止まりかけたのでおいとまをしました。もう少し先へ進んでキダチトウガラシがないか探してみましたが、道が終点を迎えたので引き返し、違う道で帰る途中、キダチトウガラシの自生がないか畑の中を探してみるとありました。その後、Mahataoに戻りバスコ方面へ引き返しました。
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■Diuraへ向かう途中の景色
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■Diuraの風景1
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■Diuraの風景2
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■Diuraインタビュー
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■自家製キダチ酢漬け調味料
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■雨でarayu(シイラ)を取り込む
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■palek(サトウキビのお酒)
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■palekを造るつぼ
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■palekのつまみ1(トビウオかな?)
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■palekのつまみ2(パンシット?)
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■移動途中の景色
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■畑の中に入ってみると
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■やっぱりキダチトウガラシ |
■左の写真の果実 |
昨日インタビューした人が、raot(アワ)を栽培している人を紹介してくれたらしく、その人の家へ向かいました。ちょうどBascoとMahataoの境界線にその人たちは住んでいました。そこでキダチトウガラシのインタビューをさせてもらったあと、キダチトウガラシを観察させてもらいました。その後アワの話も聞き、まだ畑にアワが植わっているらしく、その場所を教えてもらいました。その後、隣に住むRomiさんのおばさんの家へいき、少しインタビューさせてもらい、家の敷地内にあったキダチトウガラシを観察。次はBascoの東側(?)に位置するSan
Juaquinへ向かいました。村を突っ切り、まず海岸近くの畑へ行き、歩いてキダチトウガラシを探しました。すぐに見つかりました。その後村へ戻り、インタビューをする人を探します。ちょうど人がいたので、その人にインタビュー。バイクを少し走らせ、おばあさんが見つかったのでまたインタビュー。
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■MahataoとBascoの間の景色1
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■MahataoとBascoの間の景色2
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■自家製キダチ酢漬け
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■軒先に干してあるアワ
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■トウガラシ「batunes」
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■左の果実の拡大
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■ホームガーデンのキダチ1
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■左の果実
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■ホームガーデンのキダチ2
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■左の果実
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■BascoとMahataoの間インタビュー
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■Romiのおばさん
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■アワ(raot)の畑
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■アワ(raot)の穂
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■キダチ自生1(San
Juaquin)
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■真ん中の木の根元に自生(上)
少しずんぐりとして果実(下)
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■キダチ自生2(San
Juaquin)
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■ヤシ類の根元の自生キダチ(上)
小さく細い果実(下)
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■途中の景色
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■San Juaquin インタビュー1
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■San Juaquin
インタビュー2 |
■ホームガーデンのキダチ(上)
自家製キダチ酢漬け |
☆バタン島のまとめ
バタン島ではトウガラシ属のことをsiliと呼んでいました。トウガラシ(C.
annuum)の品種(?、特定する名前かな?)としてbatunesがあり、島全体で用いられていました。キダチトウガラシを特定する(絶対的ではないですが)名前として、sili
nu ipesは島全体的に、sili nu
ilokoはBasco周辺で、lutugはIvana周辺で、sili
nay sarangaは南部の限られた地域で、それぞれ用いられていました。キダチトウガラシはよく自生しており、silam(サトウキビの酢)にキダチトウガラシの果実を漬けた調味料としての利用方法が一般的でした。
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☆バタン島・サブタン島の呼称のまとめ☆
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